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2026.03.31 23:31

〔米株式〕ダウ続伸、一時600ドル超高=ナスダックも高い(31日午前)

 【ニューヨーク時事】31日午前のニューヨーク株式相場は、トランプ米大統領が側近に、ホルムズ海峡の閉鎖が続く状況でも軍事作戦を終える用意があると伝えたとの一部報道を受け、中東情勢の緊張緩和期待が高まる中、続伸している。優良株で構成するダウ工業株30種平均の前日比での上げ幅は、一時600ドルを超えた。ダウは午前10時15分現在、前日終値比558.91ドル高の4万5775.05ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は421.43ポイント高の2万1216.07。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は30日、海峡の封鎖状態が続く状況でも、米国は軍事作戦を終える用意があるとトランプ氏が側近に伝えたと報じた。これを受け、米イスラエルの交戦開始から1カ月が経過する中で高まっていた中東紛争の長期化懸念が後退。投資家心理の改善を反映して、ダウ、ナスダックとも買い先行で始まった。

 トランプ氏は31日、SNS投稿で、原油輸送の要衝ホルムズ海峡のイランによる事実上の封鎖で影響を受けている国々に対し、自力で石油を調達するように要求。海峡封鎖の解除を実質的に他国に委ねる姿勢を見せた。戦闘長期化に伴う供給不安を背景とした原油相場の急騰に歯止めがかかり、インフレ再燃への警戒感が和らいだことも、市場の買い安心感につながった。

 この日発表された米経済指標は強弱まちまちとなり、市場の反応は限定的。米有力調査機関コンファレンス・ボードが午前10時に発表した3月の米消費者景気信頼感指数は91.8と、市場予想(ロイター通信調べ)の88.0を上回った。米労働省が同時刻に公表した2月の米雇用動態調査(JOLTS)によると、非農業部門の求人数は、前月比35万8000件減の688万2000件。市場予想(ロイター通信調べ)の691万8000件を下回った。

 米連邦準備制度理事会(FRB)高官らの発言機会にも注目が集まっている。この日午後から夕にかけて、シカゴ連銀のグールズビー総裁、バーFRB理事、ボウマンFRB副議長の講演が予定されている。

 個別銘柄では、キャタピラー、エヌビディアがともに3%超上伸し、ダウ平均の上げを先導している。一方、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は1%超下落している。

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