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2025.12.13 00:20

〔米株式〕ダウ続伸、76ドル高=ナスダックは続落(12日午前)

 【ニューヨーク時事】週末12日午前のニューヨーク株式相場は、今後の米追加利下げに期待が高まる中、続伸している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は、一時取引時間中の最高値を更新。午前10時10分現在は、前日終値比76.12ドル高の4万8780.13ドル。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は197.22ポイント安の2万3396.64。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は今週の連邦公開市場委員会(FOMC)で、3会合連続となる0.25%利下げを決定。金利見通しでは引き続き、来年1回の利下げが想定されており、投資家心理を支えている。こうした中、ダウは買いが先行し、一時180ドル余り上伸した。

 一方、金融市場が人工知能(AI)バブル状態にあるとの懸念が根強く、ハイテク株への投資を引き揚げ、他のセクターに資金を振り向ける動きが続いている。米半導体大手ブロードコムが前日引け後に発表した2025年8〜10月期(25年度第4四半期)決算は増収増益となり、売上高および1株当たり利益(EPS)は市場予想を上回った。さらに堅調な業績見通しを示したにもかかわらず、株価は10%近く下落している。

 個別銘柄では、ユナイテッドヘルス・グループが2%超高、ウォルト・ディズニー、マクドナルドがともに1%高となり、ダウ平均の上げを先導。ボーイングも約1%上伸している。シティグループがボーイングの投資判断を「バイ(買い推奨)」に設定したことが好材料。一方、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト、シスコシステムなどハイテク関連大手は軟調に推移している。

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