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2026.09.10 05:35

〔米株式〕ダウ続落、405ドル安=原油高、金利上昇を懸念(9日)

 【ニューヨーク時事】9日のニューヨーク株式相場は、原油先物相場と長期金利の上昇に懸念が高まる中、3営業日続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比405.41ドル安の5万2380.66ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は168.07ポイント安の2万6253.34で引けた。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比5407万株減の11億6790万株。

 中東情勢を巡っては、米中央軍が8日にイランの石油タンカー5隻を破壊したと発表。9日にはイラン側が報復攻撃を実施したと報じられるなど、戦闘が一段と激化している。エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の通航が正常化に向かう道筋が見えない中、同日の原油先物相場は7営業日続伸。米国産標準油種WTIの中心限月10月物の清算値(終値に相当)は、前日比3.02ドル(3.25%)高の1バレル=96.05ドルと、中心限月清算値ベースでは5月下旬以来、約3カ月半ぶりの高値水準となった。

 一方、米財務省は同日、金利抑制のための長期債の買い戻しについて、上限額を最大60億ドル(約9200億円)に拡大すると発表した。当初は、20億ドルとしていた1回当たりの上限額を2倍超に増やす方針を示していたが、さらに上積みすることで、金利の上昇基調に歯止めをかける狙いがある。

 ただ、債券市場では上限額の発表後に債券売りが急加速した。長期金利の指標である10年物米国債利回りが一時、2023年11月以来の高水準となる4.85%台に上昇し、20年債利回りも8月下旬以来の高さに急騰。市場ではより大きな買い戻し枠が見込まれていたため、債券売りの材料になったと見られる。

 原油相場と金利上昇への警戒が強まる中、株式市場では投資家心理が悪化。ハイテクから小売りまで幅広い銘柄が売られる展開となった。ダウ構成銘柄ではグーグル親会社アルファベットが2.3%安、ボーイングが2.1%安、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が2.0%安。シェブロンは1.9%高。

 9日に初となる折りたたみ式スマートフォンを発表したアップルは0.3%安となった。

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