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2025.12.30 00:06

〔米株式〕ダウ続落、144ドル安=ナスダックも安い(29日午前)

 【ニューヨーク時事】週明け29日午前のニューヨーク株式相場は、ハイテク株に利食い売りが広がり、続落している。午前10時現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前週末終値比144.84ドル安の4万8566.13ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数が143.32ポイント安の2万3449.78。

 人工知能(AI)ブームや連邦準備制度理事会(FRB)による連続利下げ、景気の底堅さをはやし、ダウ平均は先週24日、2週間ぶりに史上最高値を更新。投資家が重視するS&P500種株価指数も最高値を塗り替えた。この日は年末が近づく中、今年の株高をけん引してきたハイテク企業を中心に利益確定の売りが先行している。

 今週は1日が元日休場で、薄商いが続く見込み。目先の注目材料は、30日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月9〜10日開催)、31日の週間新規失業保険申請件数など。

 個別銘柄を見ると、エヌビディアのほか、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株が軟調。このほか、貴金属相場の急落を眺め、産金・鉱山株も値下がり。半面、ソフトバンクグループが買収の方向で協議を進めていると報じられた投資会社デジタルブリッジグループは9.6%高と大幅上伸している。

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